二宮尊徳 日本の聖人

いつの時代も変わることのない生き方の処方箋。

カテゴリ:二宮翁夜話【現代語訳】

【1】尊徳先生はおっしゃった。 誠の道は、学ばないでも自ずから知り、習わないで自ずから覚え、書籍もなく、記録もなく、師匠もなく、そして人々が自得していて忘れない、これが誠の道の本体である。のどが渇いて飲み、おなかがすいて食べ、疲れて眠り、目が覚めて起きる ...

【2】尊徳先生はおっしゃった。世界は、旋転してやまない、寒さがゆけば暑さが来る、暑さがゆけば寒さが来る、夜が明ければ昼となり、昼になれば夜となる、また万物は生ずれば滅し、滅すれば生ずる。たとえばお金をやれば品物が来る、品物をやればお金が来るのと同じだ。寝 ...

【3】尊徳先生はおっしゃった。人道はたとえば、水車のようなものだ。その形、半分は水流にしたがい、半分は水流に逆らって回っている。まるごとに水中に入れば回ることができず流れてしまうであろう。また水を離れれば回る事はない。仏教の僧侶のように、世を離れ、欲を捨 ...

【4】尊徳先生がおっしゃった。人道は人造である。だから自然に行われるところの天理とは別である。天理とは、春生じ秋は枯れ、火は乾燥するにつき、 水は低いところに流れる。昼夜運動して万古かわらないものがこれである。人道は日夜人の力をつくし、保護して成る。だから ...

【5】尊徳先生はおっしゃった。人のいやしむところの畜道(動物の世界)は天理自然の道である。尊ぶところの人道は、天理にしたがうけれども 、また作為の道であって自然の道ではない。なぜかといえば、雨にはぬれ日には照らされ風には吹かれ、春は青草を食べ、秋は木の実を ...

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